私は「できるだけ、電気を使わない生活」をしています。たとえば、
- 土鍋で炊飯
- ガスや太陽光でお湯を沸かす
- エレベーターを使わず、歩く
- 移動は自転車
それは、「ちょっと不便な生活」です。
けれどもそのうち、電気が「ひみつ道具」に見えてきたのですよ。

私たち、ひみつ道具に振り回されているのでは?

ひょっとしたら、電気を使うように、仕組まれている?
そう考えた「理由」をご紹介します。
「電気」が動くと、「お金」が動きますからね。政府やマスコミが「節電」を訴える時、この記事を読み直してください!
電気は、もったいない
そもそも、電気は「効率が悪いエネルギー」です。
- 石油、天然ガスを輸入
- お湯を沸かす
- タービンを回す
- 各家庭に電気を配る
このしくみ、詳しく見ると「ムダだらけ」なんですよ。詳しく説明しますね。
65%のエネルギーロス
電気を作って配るまでの間に「エネルギーの65%が失われる」って、ご存知ですか?
長年の間、日本の主電源となっている火力発電を例に考えると、燃料であるLNG(液化天然ガス)や石油などを燃やして電力を得る段階で、なんと60%ものエネルギーロスが発生しているのだ。
また、送電線によって家庭に運ばれるまでに、さらに5%のロスが発生するので、合計すると約65%ものエネルギーを犠牲にして電気エネルギーは生み出されているという事実を消費者は知っておかなければならない。
原発亡国論 木村俊雄著 駒草出版 p39
「地産地消エネルギー」なら、こうならないはず。どうして、こんなに効率の悪い事をするのでしょう。
送電線網も自然破壊
作った電気を送る「送電線」。「家庭に運ばれるまでのロス」のほかにも、いろいろ問題があります。

これは氷山の一角。市民運動をしている方が、声を上げたから報道されただけです。
「再生可能エネルギーが良い」とは言えない
では、「再生可能エネルギー」を使えばよいのでは?……という訳でも、ないのです。
それって環境破壊では?
中国で行われた冬季北京五輪。「再生可能エネルギーで運営」がウリでしたが、

思いっきり「環境破壊」していませんか?
太陽光パネルの処理は大変
そして、いつか壊れる「太陽光パネル」。この処理が、大変なのです。

古いモデルは、発電効率が低いので廃棄になります。新見ソーラーカンパニーの解体装置は、

電気によって炉の温度を数百度にするそうです。どれだけ電気を使うんでしょうね……。
低コストかつ環境負荷の低いリサイクル技術の確立を目指すソーラーフロンティアでは、
出光興産参加のソーラーフロンティア(東京)は硝酸を使って貴金属などを取り出す技術を開発した。
朝日新聞 2022/2/16朝刊より
劇薬の硝酸を使うそうです。その廃液、どうするんでしょうね……。
そう考えると、太陽光パネルも問題が多そうです。
風力発電にも問題山積
風力発電用の風車。これにも、問題がたくさんあります。

低周波音や超低周波音による人体への影響として、心血管系(血圧、心拍数など)の変化や、集中力の欠如、めまい、倦怠感、睡眠障害、鼓膜の圧迫感、振動感などが報告されています。
恐ろしい…風力発電施設から発生する「低周波音」の健康影響 幻冬舎 GOLDONLINE より 2022/2/17引用
このほかにも、整備不良で「羽が落下」。

「鳥がぶつかる被害」も、報告されています(詳しくはコチラ:風力発電が鳥類に及ぼす影響)。
……一見、環境に良さそうな「再生可能エネルギー」。けれども、よくよく見ると「作るのも大変」「設置も大変」「整備も大変」なのです。
だから、使わないのが一番
「作るのも大変」「設置も大変」「整備も大変」……こういうものは、使わないのが一番ですよ。
「医療機器」みたいに「正しく使えば、便利な機械」もあります。けれども、「掃除機」なんてどうですか?フローリングや畳なら、「シュロのほうき」の方がきれいになりますよ。
食器も、手で洗えばあっという間。わざわざ電気を使わなくても良いコトが、いっぱいあります。
ご飯も、ガスでOK
自宅でご飯を作るのも、ガスで十分です。

プラスチック製品と電気はとても仲良し。脱プラするためには、家電製品を使わないのが近道でした。これから石油に頼れなくなります。薪ストーブを使うのなら、そこで料理をすれば一石二鳥!ここではガスを使って加熱調理する方法をご紹介します。
我が家では、電気調理器具を極力使いません。お茶を飲むとき、お湯を沸かすのは「エコ作」と「ガス」です。
冬は、ご飯を作るだけで、部屋が温まります。なので、暖房は不要です。
電気は「金儲け」の材料
それなのに、なぜ「電気を使う」流れになるのでしょう。
大量生産、大量消費が原因
それは、「家電製品をたくさん作って売りたいから」です。「カンタン便利」な家電製品をどんどん売って、経済成長してきたのですから。
そして、原子力発電ができてからは、夜の発電力を制御できないので、「オール電化住宅」を販売。余剰な夜間電力を使ってもらいました。
電力会社のコマーシャル。テレビ、ラジオ、雑誌に載っていますよね。電力自由化前は大手10社しか電気を売れなかったのに、なぜコマーシャルを載せたのでしょう。
それは、「報道機関を、広告費で買収する」ため。報道機関は「広告収入」が収入源ですから、いろいろ忖度してくれます。
そして、その広告料金は、私たちの電気料金に上乗せ。知らないうちに、ぼったくられていたんですよ。
効率が良いのは、お金の話
「大量生産、大量消費は効率が良い」と言います。ただそれは、「お金の話」。環境に負荷をかけ、弱いモノを踏みにじっているから安いのです。
毎朝飲むコーヒー。日本でコーヒーはほとんど栽培されていないのに、20年前よりずーっと安くなりました。変だと思いませんか?

企業は「お金」のため、言葉巧みに「グリーンウォッシュ」をします。私たちは、それが本当なのか、自分で確かめないといけませんよ。
生協のしくみもゼロベースで考え直しては?
そう考えると、今の「生協」も色々問題があります。

当初は「産地直送」が多かった生協活動。今じゃ、そのしくみ自体「大量生産」「大量消費」「地下資源を使う」前提ではないですか?
そこで、「生協のしくみ自体も、ゼロベースで考え直しませんか?」と、加入生協におススメしているのですが、全く相手にされません(笑)。組織は簡単に変化できないですからね。
だから、「一人ひとりが、できる事をできる範囲でする」のが、一番効果的なのです。
資本主義を見直す契機では?
私たちは今まで「お金」を基準にしてきました。けれども、それで気候危機が起き、人間が住めない地球になろうとしています。
だから、その基準を「お金」から「循環」に変えませんか?

私たちは、哺乳類に属する一生物です。生物として大切なのは、次の世代にバトンを渡すこと。多様性を守り、暮らしやすい地球を残すことが重要なのではないでしょうか。
人間は、地球の支配者ではありませんからね。

……「できるだけ、電気を使わない生活」から、政府や企業のたくらみが見えました。そんな政府、企業に騙されないように、分からないことはとことん調べて、自分で考えませんか?
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