コロナ不況で、世界中の政府がお金をばらまきました。その結果、市中に現金があふれ、あちこちの国で「継続的な物価上昇(インフレーション)」が進んでいます。
こういう時、政府は金利を上げて、出回っているお金を回収。「現金の需要と供給」のバランスを取ります。ただ、日本は国債の利払いができなくなるので、金利は上げられないのですよ……。
ズバリ、この先にあるのは「日本円安」からの「ハイパーインフレ」。そして「国の借金返済」のための「大増税」「預金封鎖」です。
それがどんなモノなのか。「具体的に想像できる本」をご紹介しますよ。これらの本を参考に、自分に合った対策を考えてくださいね!
ハイパーインフレ・預金封鎖
日本でも、第二次世界大戦後に「ハイパーインフレ」「預金封鎖」が起きています。
昭和21年の預金封鎖→引き出し制限では、引き出し制限は2年半にわたって実施され、その間のハイパーインフレのために引き出し制限が解除された時には預貯金は紙切れ同然の価値となってしまっており、多くの資産家は絶望した。
2026年日本国破産〈あなたの身に何が起きるか編〉 浅井隆著 第二海援隊 2022 p91
「ハイパーインフレ」「預金封鎖」……どんな感じか分かりますか?
ハイパーインフレ
ハイパーインフレとは「インフレのもっとすごい版」です。たとえば、
1991年から3年ほどハイパーインフレが全土を席巻したが、ロシア政府はそれを「年率7000%」と公表していた。しかし、庶民の生活の実感からするとそんなものではなかった。
2026年日本国破産〈あなたの身に何が起きるか編〉 浅井隆著 第二海援隊 2022 p24
年率7000%のインフレが3年続くと、1個「200円」のパンが、3年後には「6860万円」になります。
けれども「庶民の生活の実感からするとそんなものではなかった」んですよ……。
次は、「預金封鎖」の具体例をご紹介しますね。
キプロスで起きた預金封鎖
2013年、キプロスで「預金封鎖」が起きました。
口座凍結は週末に発表され、ATMも使えず、どうやっても預金が引き出せない状態に。
結局、窓口が開いたのは12日後。預金は自由に引き出せるものの、「資産課税」を取られた後でした。
アイスランドでは、資本移動制限が8年続いた
アイスランドは、リーマンショックなどの影響を受け、2008年に債務不履行となり、銀行を国営化。市民は自由に預金を引き出せなくなりました。
その期間、実に「8年」!
日本だと、何年になるんでしょうね……
見える増税・見えない負担増
国家破綻すると、その国は「国を超えた組織」にお金を借りて、国を再建します。たとえば、キプロスはEUにお金を借りました。その交換条件が「資産課税」だったんです。
韓国で増えたのは……
最近だと、韓国でウォンが暴落し、IMFが介入しています。その時の様子を知りたい方は「国家が破産する日 (字幕版)」というビデオをおススメします。
「国家が破産する日」に出てくる「IMF(国際通貨基金)」とは、
IMFは多国籍企業のサラ金部門みたいなものですから、おカネを借りると骨までしゃぶられますよ。
無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった 秋嶋 亮著 白馬社 p144
実際、韓国もIMFが介入して、こんな政策を取りました。
- キャッシュレスの推進
- 年間カード利用額の20%を税控除の対象に
- カード決済レシートの裏に宝くじ
- 15歳以上からカード作成可能
この結果、
国民がカードを使って使いまくるおかげで景気はV字回復、クレジットカードの8割を占めるVISAとマスターはもちろんのこと、金融業界の株主である外国人投資家たちは、空前の株価上昇とカード決済手数料の拡大に、勝利の祝杯を挙げたのだった。
デジタル・ファシズム 堤未果著 NHK出版新書 p108
IMFの裏に誰がいるのか、よく分かりますよね。
つまり、お金を「カンタン」「便利」に使えるようにして、データや利益を吸い上げたんです。その結果、
統計では、260万人が平均金利13%のカードローンを利用、うち56%が3社以上から借りる多重債務となっている。
デジタル・ファシズム 堤未果著 NHK出版新書 p109
コレは2020年の数字。1990年代にまいた種が、着々と大きくなり、国民には膨大な痛みを与え、企業には利益を生み出しているんです。
日本でも下地ができている
ちなみに、日本ではこんな対策が進んでいます。
「給料を○○Payに」
※2023/11/22現在、この記事は削除されています
「マイナンバーカード取得を事実上義務化」
両方とも、国民の個人情報が「企業・政府に筒抜け」ですよ。
また、財務省官僚は、こんな事も言っています。
政府の財政再生計画工程表によると、将来的にはカードを活用して有価証券などの金融資産を把握し、資産に応じた医療費負担などの施策を可能にしたい考えもある。
毎日新聞 健康保険証、マイナカードに一本化 河野氏が骨太方針を前倒しか 2022/11/15引用
マイナンバーカードは「国民の負担増の下地」なんです。
こんな増税案、知っていますか?
岸田内閣になってから、ものすごい勢いで「増税案」「偏った補助案」が出ています。
この記事で紹介しているのが
- 国民年金は、満期が伸びる!?
- 「国民年金」を、「厚生年金」で補う?
- 国民健康保険の「高額医療費」廃止⁉
- 「子ども手当」廃止→「子ども保険」導入?
- 退職金に「一律課税」
- インボイス制度も「増税」
この他にも
- 道路利用税
- 金融所得課税の見直し
- マイナンバーカードを義務教育で活用
- 都市ガス補助→プロパンガス除外
主に、こんなことが発表されています。
これが全部実施されて、消費税が「15%」になったら……
一体誰が、生活できるんでしょう。
資産の守り方
そこで「今から財産を守りませんか?」という本が、いろいろ出版されています。
ただ、お財布事情は人それぞれ。誰にでも当てはまる「カンタン」「便利」な方法はありません。もし「ありますよ」と言われたら、それは詐欺です。
そんなのに引っかからないためにも、本を読んで今後に備えませんか?
国家破綻時に、財産を爆増させる方法
国家破綻するときは、ある意味「儲け時」なんですよ……と教えてくれるのが、この本。
私はこの本を読んで、「長期国債ベアファンド」を買いました。
今は、増えたり減ったりしていますけど、日本国債の長期金利が爆上がりしたら、結構な利益を生んでくれる予定です。
ただ、購入はファンドの仕組みを正しく理解してから。自己責任でお願いします。
まとまった余剰資金がある方は
「英語が堪能で、まとまったお金がある方」には、この本をおススメします。
帯にもある通り「外国で金を買うしかない」……この他にも
- プライベートジェットで現金を持ち出す
- 法人名義の銀行口座を開く
- 海外永住ビザを取っておく
ちょっと、庶民にはどうにもならない知恵が満載です……
ただ、こんなモノを発見しました。
ここに預けたものは、完全に秘密を守ってくれるみたいです。興味のある方は、調べてみてはいかがでしょうか。
日本で金を買うと、足がつく
「金を買う」のは、確かに重要です。ただ、「政府が狙う!あなたの個人資産を何があっても守り抜け!!」にもある通り、田中貴金属工業で金を買うと、政府に筒抜けですよ。
2016年1月以降、個人番号(マイナンバー)制度導入に伴う所得税法等の改正により、お客様への支払金額が200万円を超えた場合、事業者が税務署に提出する支払調書に、お客様の「個人番号(マイナンバー)」を記載することが義務付けられました。
田中貴金属 個人番号(マイナンバー)について 2022/6/15引用
※2023年11月8日現在、このページは削除されています。
200万円未満でも、色々書類が必要な所は要注意です。
……けどね、そんなものが必要ないお店が、ありましたよ!
地球放浪24年目 Qリプトラベラーさんのお店なら、書類が必要ありません。noteでは銀の取り扱いしかありませんが、ブログでは「金」の取り扱いもありますよ。
ここから購入すれば、日本政府に情報が行く可能性は……消費税を払うからなぁ。やっぱダメかも。
そもそも、なぜこんな国になったの??
でも。そもそもなぜ、日本はこんな国になっちゃったのでしょう。
それを知りたい方はコチラ
そもそも、アメリカを支えるために「植民地 日本」が犠牲になっているんです。
ココでご紹介した本を読めば「アメリカ破綻も間近」という事が理解できますよ。だから、ドルと円に資産を集中させるのは危険!結局資産は「知識」「経験」「徳」などの「無形」にするのが、一番かもしれませんね。
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