栽培から保存・調理まで……「食べ物の本」まとめました

本いろいろ

「ロシアによるウクライナ侵攻」「干ばつ」「洪水」……2022年は、不作の要因が沢山あります。

長江中下流域の干ばつ、9月まで続く見通し(中国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース

さらに「円安」……食料を買うお金が、どんどん少なくなっていきます。食料自給率が40%を切る日本にとって「大変な事態」ですよ。そんな時、一般市民には何ができるのでしょうか。

今まで「これから使えそうな本」をご紹介していましたが、ココでまとめてみますね!


手軽に栽培

「食べ物を作る」って、どこからだと思いますか?「種をまいて、育てる」からできたら、生きていくのに困りません。最高ですよね!畑があるといいのですが、ない方にもできそうな「手軽に栽培」を提案してくれる本を紹介します。

季刊誌「うたかま」。一般の書店には、ないかもしれません。

この本の内容が、凄すぎなのです。

  • 農家が教える「美味しい食べ方」
  • 専門家が教える「自然生え」
  • 巣箱付き「養蜂講座案内」

「うたかま」特有のネタ、満載です。

3か月に1度の発行で、すぐ使える「旬の記事」ばかり。ほとんど広告がないのも、好感が持てます。


育てている野菜に問題が発生したら、この本のご一読をおススメします。

この本の出版社は「うかたま」と同じ「農山漁村文化協会」。ご家庭にあるもので、虫を遠ざける技術が!自宅で使うのなら「安心安全」が良いですよね~。



あと、ご存知ですか?「稲は多年草」なんです。

枯れた稲株から新しい葉が 稲は「多年草」だった 自然に任す米作り:朝日新聞デジタル
■現場へ! 耕さない農業③ 耕さない農業は、稲田にもある。神奈川県相模原市の小川誠(69)が、耕さずに冬場も水を入れておく「不耕起・冬期湛水(たんすい)」の米作りを始めたのは、15年前のことだ。 以前…

……ということは、「田植え」は必要ないし、耕さないから「雑草は生えない」し。ステキですよね!

ただ、今の所「宮城県が北限」みたいです。そして、「水管理」が必須。収穫は、実った穂から順々にしないといけないし。

ただ、ちょっと作るんだったら、試してみる価値ありですよ!

野草も美味しい

先ほど紹介した「うかたま」にも、「野草の見つけ方」「下ごしらえ法」などが載っています。けれども、コチラの本もおススメですよ。

「精進料理」しか載っていないのですが、本当にキレイで、おいしそうなんです……

ココの住職は、ほぼ買い物に行きません。お供え物や、檀家さんの贈り物のほか、野草が毎日食卓に上ります。

この本を読めば、「野原」「農地」に見えるかもしれませんよ。


一物全体……全て食べつくす方法

収穫したら、全部食べなきゃもったいない!魚だって、骨まで余さず食べられますよ。

けれども、「スーパーの野菜」「切り身の魚」に慣れてしまうと……どうやって食べたらいいのか、よく分からないですよね。

そんな時、頼りになるのがコチラ。

この本には「素材を丸ごと食べる」方法が満載。「~の素」は割高で、使わなくてもご飯は作れることを、分かりやすく教えてくれます。

「素材を丸ごと食べる」「~の素は使わない」から、食費が安くなるんですね~。


沢山できたら、干して保存

世界中で頻発する「干ばつ」「洪水」……災害に備えて、「干物」を手作りしませんか?

旬の野菜を、切って干すだけでOK。


そして、いろんな料理に使えば、食費の節約になりますよ!

この本の著者 奥薗壽子さんは、家庭料理研究家。

奥薗壽子の日めくりレシピ【家庭料理研究家公式チャンネル】
家庭料理研究家の奥薗壽子です。 かれこれ30年以上主婦をやっています。 毎日家族のために、ご飯を作っています。 そんな暮らしの中から生まれた 簡単で作りやすいレシピと料理のコツを紹介します。 へえ~~~、とか ほお~~~、とか な~んだ、と...

YouTubeチャンネル登録者数 63万人という方が、1990年代に書いた本です。

奥薗壽子さんの考え方は「固定観念や既成のルールは、取っ払う!」。水戻し不要、お菓子にも入れちゃう、賞味期限は気にしない、変なにおいがしなくて、虫がついてなければOK!

……料理って、自由でいいと思うんですよね。「ラクしてご飯を作る方法」が満載ですよ。ぜひご一読ください。

電気より、ガスがお得

今、イギリスで光熱費が高騰しているって、ご存知ですか?

「命に危険が」 イギリスで光熱費上限を80%引き上げ - BBCニュース
イギリスのエネルギー規制当局は26日、家庭の電気・ガス料金の上限について、80%の引き上げを発表した。秋冬を前に、健康への悪影響を懸念する声が高まっている。

エネルギー自給率が低い日本も、他人事ではありません。



この記事に

電気料金は平均して、1キロワット時=28ペンス(約45円)から52ペンス(約84円)に上がる。ガス料金は1キロワット時=7ペンス(約11円)から15ペンス(約24円)に上がる。

「命に危険が」 イギリスで光熱費上限を80%引き上げ BBC News Japan  2022/9/5引用

とあります。つまり、イギリスでは「電気代は、ガス代の約4倍」なのです。

そして「電気は天然ガスで発電する」「発電所建設、維持には多大な経費が掛かる」……ということは、「電気より、ガスの方が資源節約になる」というのは、想像できますよね。

日本はまだ、こんな事態になっていません。今なら間に合います。「ガスで調理」に慣れておきませんか?

無水鍋ごはん

プラスチック製品と電気はとても仲良し。脱プラするためには、家電製品を使わないのが近道でした。これから石油に頼れなくなります。薪ストーブを使うのなら、そこで料理をすれば一石二鳥!ここではガスを使って加熱調理する方法をご紹介します。

無水鍋さえあれば、大体のモノは作れます。物価高騰に備え、本を読んで知識を得て、ガス調理にチャレンジ。「備えあれば憂いなし」ですよ!

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