最近は、突然熱くなったり寒くなったり。体調管理が大変ですよね~。特に夏は、大量に汗をかくので「塩飴」を配る学校もあるとか。
そんな「塩」。スーパーに行くと、色んな種類がありますが……
- どんな塩が「体にいい」の?
- 安い塩と高い塩は何がちがうの?
- 色のちがいに意味はあるの?
こんな疑問が尽きません。絶対必要な塩だから、
- キレイな海水を煮詰めただけ
- 逆浸透膜(イオン交換膜)を使っていない
逆浸透膜はフッ素樹脂製があるので、できれば避けたい。そんな考えで「昔ながらの塩」を探し、あちこちの塩を食べ比べてみました。
北から順に
- 株式会つらら 「オホーツクの塩」
- 鈴木牧場 「十勝の塩」
- 有限会社 能登製塩 「奥能登 海水塩」
- 自然海塩「晴耕雨読」 「手塩」
- ペンション菜の花館 「指宿 温泉の塩」
- 株式会社高江洲製塩所 「浜比嘉島限定品 大粒塩」
- 株式会社沖縄海塩研究所 「粟国の塩」
北は北海道から、南は九州沖縄まで。スーパーではなかなか買えない、安心安全激レアの塩情報をご紹介します!
北海道の「パウダースノー」
株式会社つらら の「オホーツクの塩」
いろいろ種類がある中で、普通の塩を購入しました。
裏はコチラ
海水を煮詰めて作られています。塩分濃度が高く、サラサラしているのが特徴です。
パウダースノーのような触り心地。
水にもすぐ溶けるので、酢飯にいいかもしれません。今回の塩の中では一番しょっぱさを感じました。ただ、市販の食塩に比べると、やさしくて、体になじむ味です。
インターネットでも購入可能。いろんな味があるので、見ているだけで楽しいですよ。
ちなみに、この塩を使ったインスタントラーメンが「ふるさと納税」でも入手可能です。
【ふるさと納税】オホーツクの塩ラーメン4袋・オホーツクの鮭節とんこつラーメン4袋 【麺類・塩ラーメン・とんこつ・ラーメン】
興味のある方は、試してみてください。
牛も食べてる「十勝の塩」
鈴木牧場「十勝の塩」は、もともと牛のために作られたみたいです。
牛は大量の塩を食べるので、牛舎には岩塩が置いてあり、牛が自由になめれるようになっています。それを「近所の海水から作ればいいのでは?」ということで、作られたのが「十勝の塩」。
片栗粉のような、ギシギシする感じです。
直接食べても美味しいのですが……。
素揚げのジャガイモにかけると、絶品😆
直接食べると「塩!」なのですが、じゃがいもの素揚げにかけると「じゃがいもの甘さ」を引き立ててくれるのです。
癖のない、料理を引き立てるおいしさがある塩でした。
甘さを感じる、日本海の塩
金沢にある有限会社 能登製塩。
この会社が能登半島の先端で作る「奥能登 海水塩」は、真っ白のつぶつぶです。
真っ白なのに「塩分相当量 78.7g/100g」
色と塩分濃度は関係ありません。鉄、銅が多く含まれると、ピンクになるそうです。
この塩は、口に入れると「カリッコリッ」という感触です。そんな硬い触感の中に、甘みを感じます。とてもまろやか。食べすぎ注意の「お菓子のような塩」です。
インターネットでも購入可能。
塩化ナトリウムがあまり入っていない塩をお探しの方に、おすすめかもしれません。
「ありがとんぼ」御用達の塩
五島列島にある「晴耕雨読」という会社。
ここの塩は、うっすらピンク色。
食感は「奥能登 海水塩」に近い、甘みを感じる、まろやかな塩です。
この塩は、まるしん豆富でも購入可能
オンラインショップにはありませんが、欲しい方はお店に問い合わせてみてください。
温泉を煮詰めて作る「塩」
塩じゃないような色ですよね~。
食塩相当量 68.73g/100g
塩なのに「48kcal」……炭水化物が入っています。匂いはしません。味は、角がない塩味に「後を引かない甘み」を感じます。
ただ、この塩。2022年12月末でペンションが営業終了してしまったので、入手不可に💦💦
大きい粒!その名も「大粒塩」
「大きな結晶」ですよ~。キレイな海水から、丁寧に作られているのが分かります。
これも、とがった味がない、とても使い勝手がよさそうな塩です。飾り付けに使うと、見栄えがいいと思います。
この塩の入手方法は、直接高江洲製塩所に問い合わせてみてください!ふるさと納税だと、大粒塩を入手できます。ただ、いろんな「おまけ」がついてきます…
【ふるさと納税】<浜比嘉島の塩工房>高江洲製塩所のよりどりセット
いろんな食塩を試したい方には、おすすめです。
「イオン交換膜」が安さの秘訣
最後にご紹介するのは、株式会社「沖縄海塩研究所」の「粟国の塩」。ここで紹介している塩で「最も安い」のがコレです。
「逆浸透膜」つまり「イオン交換膜」を使っています。
あれれ?以前は使っていなかったのに。(工程:逆浸透膜・天日・平窯)になっている…ショック!
お店で調べてみたら
- 250gの袋は「天日・平窯」
- 500gの袋は「逆浸透膜・天日・平窯」
とあります。そこら辺の事情を(有)沖縄ミネラル研究所さんに伺ったところ
近年の異常気象による長雨の影響で大幅に生産が低下し、海水濃縮の効率化とマイクロプラスチック対策として、塩田タワーの前工程に逆浸透膜機器を試験的に導入した時期がありました。 約2年間稼働しましたが、現在は撤去しており、風によって水分を蒸発させる塩田タワーのみで濃縮工程を行っています。 また、マイクロプラスチック対策としては、砂ろ過と1μフィルター3本での除去を行っています。
Googleの口コミ で全文確認できます
という回答を頂きました😆 現在はすべて「天日・平窯」だそうです。
この塩は
- 百貨店
- スーパー
- オンラインショップ
で入手できます。ちょっと肌色の、おいしい塩ですよ~。
(有)沖縄ミネラル研究所さんのコメントの通り、逆浸透膜は効率的。短時間で純度の高い「塩化ナトリウム」を分離できるから、安い塩に使われる手法なんです。
こういう事情を知ったうえで、どの塩を使うか判断してみては?調べると、奥が深いですよ~。
「塩」といっても、奥が深い
法律が変わり、みんなが自由に塩を作れるようになって、全国で塩が作られるようになりました。
その結果、色・値段が様々な塩ができました。
- 鉄系の不純物が多いとピンク色になる
- 値段のちがいは「効率」のちがい
- 炭水化物を含む「塩」もある
ここでの情報も参考に、自分の体に合った塩を探してみませんか?
たかが「塩」ですが、されど「塩」。塩を変えたら「お通じが良くなる」「胸やけが収まる」など、体調変化があるかもしれませんよ!
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