【やさしく解説】最近よく聞く「グリーン・ウォッシュ」とは?

食物とおカネ

ここでは『人新世の「資本論」』から、グリーンウォッシュを考えます。

こちらもご参照ください

SDG’sという言葉を聞くようになりました。ロゴもあちこちで見ます。

2020年夏からレジ袋が有料化されました。それに合わせてかわいいエコバック、マイボトルもよく見かけるようになりましたよね。

2019年、大阪でG20が開催された際は「木のストロー」が脚光を浴びました。

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「間伐材の有効活用ができないか」という思いから始まったプロジェクトだそうです。木のストローはSDG’sの流れにも乗り、大変話題になりました。

ただ、斎藤さんは言います。

SDG’sはまさに現代版「大衆のアヘン」である

人新世の「資本論」p4

……どういうことか、詳しくご紹介します。


大衆のアヘン

たとえば、こういうコトです。

私はコーヒーが好きです。豆を買ってきてミルで引いて入れます。フィルターは紙もプラスチックも使っていません。味も紙フィルターと変わりません。ドリップ速度が早く、苦みがなくおいしいです。


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豆は、近所のコーヒー屋さんで購入。キャニスターに直接入れてもらうんです。湿気も防ぐし、何よりかわいい。ゴミも出ないし一石二鳥!


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このコーヒーをマイボトルに入れて持ち歩いています。

しかし、それでいいの?

環境にいいコトをしていそうなこの行動。もうちょっと深く、コーヒーに関して考えてみましょう。

私が購入した豆はブラジルから来ています。地球の裏側です。アマゾン川流域のジャングルは、開発されすぎて問題になっています。

今は大豆畑が主流ですが、以前はコーヒー畑になっていました。開拓地の単一農業です。豊かな生態系を破壊し、単一作物を大規模に作ります。

複雑な生態系だと一つの微生物や虫が増えるコトはそんなにありません。けれども、人が一つの作物だけを育て始めると、その関係が崩れます。

輸入コーヒー豆を分析すると、かなりの割合で農薬が検出されます。コーヒーの木を枯らす細菌への殺菌剤、コーヒー畑に生える雑草を枯らす除草剤…世界中から日本に来るコーヒー豆を分析していましたが、色んな農薬が豆に残っていました。

環境破壊した畑で化学物質を多用してコーヒーを作り、日本まで運ぶのです。このコーヒー、エコですか?

かつて、マルクスは、資本主義の辛い現実が引き起こす苦悩を和らげる「宗教」を「大衆のアヘン」だと批判した。SDG’sはまさに現代版「大衆のアヘン」である。

人新世の「資本論」p4

こういう現実から目をそらし、エコな行動をした気になって満足してはいけないよ。

斎藤さんは著書で、問題を洗い出すきっかけを教えてくれます。

手に取る商品の生産者を想像しよう

エコバックもマイボトルも最初の一歩としては素晴らしい。けど、決してそこで立ち止まらないでほしい。手に取った商品の生産者を想像して。想像したことが本当なのか自分の目で確かめて、もっと循環可能な行動はないのか、自分で考え自分で行動してほしい

環境にやさしい生活をしたと思って満足してしまう=グリーン・ウォッシュ

自分の行動をグリーン・ウォッシュで終わらせてはいけません。何か行動をしたい。けど、どうしたらよいのだろう…

対処療法より、根本的な治療方法を見つけたいですよね。それには、現状を正しく知らないといけません。マルクスの資本論に助けてもらいながら一緒に考えませんか?

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