【禁止国続出!】日本では普通に買えるけど、外国では危険だから買えないモノとは?

本物の食物

国民の安全を守るため、政府がいろんな対策をしてくれます。ただ、そんな中に「これはどういうコト?」と考えてしまう対策が混じっているときがあります。

「ラウンドアップ」がそんな対応の一つ。発がん性を指摘され、諸外国が規制強化しているのに、なぜか日本だけ残留基準を緩くしました。

Crop Life が2021年8月、バイエルは2023年までにアメリカの一般家庭市場からグリホサートを引き上げる予定 と報道しました。

けれどもこのニュース日本では全く報道されていません。なぜでしょうね?不思議に思って調べた内容をご紹介します。



ニュース発信源「Crop Life」とは?

今回のニュースは「Crop Life」のサイトで知りました。Crop Lifeとは

世界最大の農業バイオテクノロジーおよび農業農薬事業、すなわちBASFBayer CropScienceCortevaFMC Corp.SumitomoSyngenta で構成されている。

CropLife ウィキペディアより  2021/8/29引用

農薬屋さんが自分たちのために立ち上げた組織です。そこが発表した内容ですからウソではありません。

「グリホサート」「ラウンドアップ」「モンサント」「バイエル」とは?

「モンサント」「バイエル」「ラウンドアップ」「グリホサート」……聞いたことはあっても「何が、どう違うの?」と思う方もいるのでは。

ココで一度、ご説明します。

「グリホサート」「ラウンドアップ」のちがいとは?

「グリホサート」が化学物質名。それを有効成分として作られた除草剤が「ラウンドアップ」という商品です。

ラウンドアップの裏を見ると「有効成分 グリホサート」と書かれています。興味のある方は、ドラッグストアなどで確認してみてください。


モンサントはアメリカにあった農薬・種子メーカー

1901年創業の化学企業「モンサント」。主な製品はコチラ。

  • 2,4-D(枯葉剤の主成分)
  • PCB(ポリ塩化ビフェニル カネミ油症事件で有名)
  • DDT(沈黙の春 で詳細が取り上げられている)
  • サッカリン(人工甘味料 発がん性がある?)
  • アスパルテーム(人工甘味料)
  • ポジラック(牛成長ホルモン剤)
  • ジカンバ
  • グリホサート
  • ジカンバ、グリホサート耐性の遺伝子組み換えタネ

・・・・・・

戦争で化学兵器を作った際に得た技術を使って農薬を開発し、その農薬耐性遺伝子組み換え作物のタネを作ってセットで販売。

これがモンサントのビジネスモデルです。

バイエルがモンサントを買収した

バイエルは2018年6月、モンサント社を買収しました。その年からモンサントの除草剤「ラウンドアップ」の発がん性を巡る訴訟が相次ぎ、株価が大幅に下落しました。

バイエルがモンサントを買収した2018年にカリフォルニア州の裁判所が学校の校庭管理人ががんを発症したのはラウンドアップが原因とし、バイエルに2億8900万㌦の損害賠償支払いを命じた。

長周新聞 バイエル(モンサント)が10万件の訴訟に1兆円で和解 ラウンドアップに発がん性 より 2022/6/22引用

詳しくはコチラで、ご紹介しています。

大手資本による搾取の一種「遺伝子組み換え」

これ以外でもたくさん訴えられ原告団10万人と和解、109億ドル(1ドル100円として1兆900億円)を支払う予定。けれども全然足りません。

2019年8月にバイエルは80億ドルの賠償金を支払う提案をおこない、和解への動きを示した。和解では、バイエルが現在のラウンドアップ訴訟を解決するために、88億ドルから96億ドル支払うことを宣言し、今後の訴えにそなえ追加で12億5000万ドルを用意したとのべた。和解により約9万5000件の訴訟が終結するとしている。だが、今後も約2万5000件の訴訟が未決着のまま残る。

長州新聞 バイエル(モンサント)が10万件の訴訟に1兆円で和解 ラウンドアップに発がん性 より  2021/8/29引用

モンサントを買ったばかりに、バイエルは大金を支払うことになりました。


そして、コロナ禍。

2021年はそれまで設定していた利益目標を達成できないと発表しました。結果、株価はマイナス13%。

↓これは過去5年の株価変動

線を引いたところで買収…今じゃ4年前の 約1/3

金もうけできると思って買収したのに、お金がかかって仕方がない、利益が全く上がらない……株主に言い訳できない状態が続き、今回の対応に至ったのです。


びっくり!日本の対応

ドラッグストアに行ってみてください。除草剤売り場にラウンドアップが並んでいます。

JA-POP(ポップ)甲子園2020 表彰店舗決まる
開催20回の歩みを糧に来年度からリニューアル 全農は今秋、JA資材店舗での農薬などの陳列・POPを競い合う「JA-POP甲子園2020」の表彰店舗を決めました。例年、東京都内で開…

これは、2020年に開催された、全農「POP甲子園」「ラウンドアップ部門 大型陳列」の様子です。

健康被害がでたらアメリカでは訴えらるものを、日本では売り込んでいます2019年には基準が緩くなった日本。世界と逆行としか言いようがありません。



世界的には?

諸外国の対応を調べてみました。農民連のHPに詳細が載っています。そこからちょっとだけ紹介すると…

2019年5月:インド・ケララ州は除草剤グリホサートの販売  7月:オーストリア国民議会はグリホサートの全面禁止法案を可決 9月:ドイツ連邦政府は、23年末までにグリホサートを全面禁止にする方針を決定 12月:仏は流通量の3/4に相当する36種類のグリホサートを含む農薬の登録取り消しを発表、トーゴ共和国農業畜産水産大臣はグリホサート製剤の輸入、販売、使用の禁止を命令

・・・・・・

規制に乗り出す国、企業が目白押しです。興味のある方は農民連のHPでご確認ください。私には、あそこまでまとめる根性がありません。


「ラウンドアップ」使う前に考えてみて

除草剤は本当に楽です。ただ、よく効くのには訳があるのです。

その「安全」は、本当?

グリホサートは植物の生合成反応経路「シキミ酸経路」が正常に働くのを邪魔します。この経路は植物が生きていくのに必要なモノ。だから、草がすぐ枯れてしまうのです。

シキミ酸経路は、人間にはありません。だから安全とメーカーは言います。

しかし、人間は腸内細菌など微生物と共生しています。私たちはその微生物にビタミン、ホルモン、酵素を作ってもらっているのです。こういう微生物はシキミ酸経路でエネルギーを得ています。

最近流行の病気の原因、「微生物の生態系の乱れ」かもしれませんよ|43企画:分析屋 化学&価値を分析する 環境計量士&生き金マイスター|note
私たちは、人間として1人で生きていると思っています。けれども、「それは違うんじゃないのかな?」と、別な視点をくれるのが、この本です。 あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた (河出文庫) amzn.to 1,210円 (2022年08月07日 09:02時点 詳しくはこちら) ...

腸内細菌などの微生物に関しては、コチラをご一読ください


得ていない微生物もいますよ。代表例が「カビ類」「ボツリヌス菌」「サルモネラ菌」。



グリホサートは、摂取すると髪や尿から出てきます。腸からそのまま吸収されているのです。

(日本でも検査できます。詳細はこちら。)

グリホサート残留分析
検査要望が多く寄せられていた除草剤グリホサートについて、精密分析を実施する検査コースがスタートしました。


過敏性腸症候群
炎症性腸疾患
自閉症
関節リウマチや多発性硬化症の自己免疫性疾患
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー性疾患

こういう病気が近年増えているのは、なぜでしょうね。

モンサントの科学者も認める「発がん性」

ラウンドアップには発がん性、遺伝毒性が疑われています。これ、モンサント社の科学者が認めてる事実です。

先週、米国の法律事務所が発表したモンサント社の極秘内部文書では、モンサント社の科学者が、同社の主力製品であるグリホサート系除草剤「ラウンドアップ」に発がん性や遺伝毒性のリスクがあることを認識していたことが明らかになった。

Sustainable PulseMonsanto Admits Untested Roundup Herbicide Could Cause Cancer in Secret Court Documents 2021/9/19引用

それなのに市販されるのは、なぜでしょうね。



この論文、自分で読んでみませんか?

さらに、セラリーニ論文で有名なジル=エリック・セラリーニさん。

GMトウモロコシの発ガン性でセラリーニ論文を改めて否定 EUのG-TwYST
 遺伝子組換え(GM)作物の発がん性を指摘するフランス、カーン大学のセラリーニ教授らが行った動物試験について、EUの「G-TwYST」(EUから資金援助を受けたプロジェクトで、遺伝子組み換え植物の2年間安全試験)が行った大規模な検証試験の結果が今年2月に発表され、セラリーニ論文の妥当性が改めて否定された。遺伝子組換え技...

これは、あまりに完璧な「ラウンドアップは有害だ」という証拠を突き付けられた大企業が、カネで科学者を買って仕立てた事件です。

仏セラリーニ教授、GMOとラウンドアップの毒性をめぐる新論文発表へ
モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシNK603と除草剤ラウンドアップががんなどを引き起こすとした論文を科学…

興味のある方は、この本をご一読ください。本人が、事の顛末を説明しています。

きみのインビボ実験の結果が発表されて丸一日もたたないうちに、INRA(フランス国立農学研究所)の専門家で、ILSI(国際生命科学研究機構)のメンバーでもあるジェラール・パスカルは、この実験の何万点というデータをすべて分析し終えたと言ってのけたんだよね。そして翌日の『フィガロ』紙に「こんなものには三文の値打ちもない」と書いた。これが本当だとしたら、めちゃくちゃしごとが早い天才だよ。でもこの実験結果は、発表前に中立的な科学評価団体によって四か月かけて査読され、正式に承認を得たものだった。

「安全な食事」の教科書  ジル=エリック・セラリーニ /ジェローム・ドゥーズレ著 ユサブル p94



ちなみに、今でもセラリーニさんはいろいろ不都合がある生活を強いられているとのことです。

来日した際にお聞きしたところ、今も企業や研究者からの執拗な攻撃が繰り返されており、講演先にもやってくるという。

「安全な食事」の教科書  ジル=エリック・セラリーニ /ジェローム・ドゥーズレ著 ユサブル p8

最初の論文発表が2012年、来日されたのが2019年。論文発表から7年経っても、企業が妨害するのです。

そこまで手間暇かけて妨害するのは、なぜでしょうね。





こういう事実を知った上で使うか使わないか、日本ではあなた次第です。

そして、コロナ禍でも同様のことが繰り返されています。私たちは「ラウンドアップ騒動」から、いろいろ学べると思いますよ!

ちなみに、「モンサント」について、もっと知りたい方はコチラをどうぞ。




 

コメント

タイトルとURLをコピーしました