【まとめ記事】ネオニコチノイドの問題、ココで詳しくご紹介します

本物の食物

「ネオニコチノイド」という農薬があります。これは、90年代に登場した「殺虫剤」で、当初「人間に害はない」即効性、浸透移行性、残効性が高く「使い勝手が良い」ということで、大変よく使われました。

ところが、色んな問題が分かってきたんですよ。

ココでは「ネオニコチノイドの問題点」を、まとめてご紹介します。スーパーの野菜にある「有機農作物」「特別栽培」の裏が、分かるようになりますよ!


環境や人体への影響

ネオニコチノイド系農薬が使われ始めて、環境や人体に、いろんな影響が出始めました。


ミツバチの蜂群崩壊症候群(CCD)

ネオニコチノイド系農薬が注目されるきっかけになったのが「蜂群崩壊症候群(CCD)」

アメリカ発 ミツバチ“大量失踪(しっそう)”の謎 - NHK クローズアップ現代 全記録
【NHK】いま、アメリカ全土で、養蜂家の所有するミツバチが大量に姿を消し、農業大国に衝撃が広がっている。アメリカでは農作物の3分の1をミツバチの受粉に頼っているだけに、食糧高騰に拍車をかけかねないと危機感が高まっている。科学者たちはこの異変を「蜂群崩壊症候群(CCD)」と命名。米農務省は緊急に研究チームを立ち上げて原因...

ミツバチがいなくなると、農作物の受粉が進まず、大変なことになるんです。ですから日本でも、「ミツバチが失踪した」と問題になりました。

農薬による蜜蜂の危害を防止するための我が国の取組(Q&A)(2016.11月改定):農林水産省

「ネオニコチノイド系農薬はミツバチに影響が出る」というのは、今では農薬会社も認めています。

住友化学「ダントツ」取扱説明書  チラシ・技術情報をクリック 2022/6/29引用

現在は、こんな注意喚起がされています。



ウナギがいなくなったのも「ネオニコ」のせい?

1993年ごろから、島根県の宍道湖付近の稲作農家が、ネオニコチノイド系の農薬を使い始めました。それと同時に、宍道湖の甲殻類や動物プランクトンなどが減り始め、翌年には宍道湖からウナギワカサギが激減したのです。

ウナギとワカサギの激減、殺虫剤が原因か、宍道湖
2018年にEUが使用を禁止したネオニコチノイド系殺虫剤の水界生態系への影響を初めて検証した研究結果が発表された。これは日本だけの現象ではなく、ネオニコチノイドが世界の水界生態系に及ぼす深刻な被害の劇的な1例にすぎないと科学者たちは見ている。

色々調べた結果、「ネオニコチノイド系農薬の影響」という論文が「サイエンス」に発表されました。


最近増えた「発達障害」にも関与?

ネオニコチノイド系農薬は、節足動物の神経系に作用すると言われています。それが、「胎児や子どもにも影響しているのでは?」と考える専門家がいます。

メーカーが明らかにした毒性の概要では、催奇形性、発がん性は認めらないそうです。けれども、頭痛や体調不良などの影響は、いろんな自治体で報告されています。

殺虫剤の空中散布による健康被害について/長野県

こういう影響から、長野県松本市では、松枯れ対策で行われている「ネオニコチノイド系農薬の空中散布」が、別な方法に見直されました。

市街地にもネオニコチノイド

森林や農地だけではありません。私たちは、ネオニコチノイドを毎日摂取してるかもしれません。

水道水・湧き水にも含まれる「ネオニコチノイド」

実は、水道水にもネオニコチノイドが入っています。

水道水と住民の尿から農薬成分 沖縄・宮古島市 調査した医学博士「胎児や乳児への影響を懸念」 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
 医療関係者や土壌肥料学などの専門家らでつくる「宮古島地下水研究会」の友利直樹共同代表らは28日、沖縄県宮古島市平良下里の水道水や各地の地下ダム、湧水から微量ながら化学農薬成分を検出したと発表した。同研究会は昨年末に市内10地点を調査し、9地点で成分が出た。

水道水には「水質基準」があるのですが、その項目に「ネオニコチノイド」はないのです。

「農薬成分の体内移行が普通に起こっていることを示す。今すぐ健康に影響が出るものではないが、胎児や乳児、子どもへの影響が懸念される」

沖縄タイムス 水道水と住民の尿から農薬成分 沖縄・宮古島市 調査した医学博士「胎児や乳児への影響を懸念」 2022/6/29引用

湧き水からも「ネオニコチノイド」が検出されています。我が家の水道水にも、含まれているかもしれません。


「特別栽培農産物」にも「ネオニコチノイド」

スーパーでよく見る「特別栽培農産物」

農林水産省 特別栽培農産物に係る表示ガイドライン 2022/6/29引用



「節減対象農薬の使用回数が50%以下」ですよね。つまり、ネオニコチノイドを使っていても、このラベルを使うことができるのです。

詳しくはコチラで

「有機」では全く使えませんから、ネオニコチノイドを避けたい方には「有機」がおススメです。


殺虫剤をまく回数を半分にすればOK

たとえば、ネオニコチノイド系農薬の「ダントツ」。この資料、2枚目に使用方法があります。

住友化学HP ダントツ粒剤の適用と使用方法 2022/6/29引用

「どの作物の、どんな時期に、何回使っていいのか」農家はコレを見て、ダントツの使用時期・量を考えます。

そして、慣行農業で使える農薬散布回数はコチラ(北海道の例)。栽培する作物・時期によって、細かく決められていますよ。

「特別栽培農産物」の場合、この回数を1/2にすればOK。極端なことを言えば、ネオニコチノイドは普通に使って、効果が弱い農薬を使わなければ、1/2削減できることもあります。

「特別栽培」とは、こういう意味なのです。



報道に反論する農薬会社

ネオニコチノイド系農薬の被害、色々あるのにあまり報道されませんよね。けれども、たまに報道されることがあります。

これはTBSで報道された、「もっとも使われている殺虫剤 ネオニコ系農薬 人への影響は」

この番組放送後、農薬業界から反論がありました。

TBS「報道特集」放送後に勃発! ネオニコ系農薬めぐり業界団体と研究者が“場外乱闘”|話題の焦点
 TBS「報道特集」が11月6日に〈最も使われている殺虫剤 ネオニコ系農薬 人への影響は〉を放送後、農薬推進派と研...

それに対し、専門家が反論。

報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響は」(11月6日OA)放送後記|ニュースが少しスキになるノート from TBS NEWS DIG Powered by JNN|note
 報道特集で2021年11月6日に放送した「ネオニコ系農薬 人への影響は」への反響が続いています。番組で取り上げたのは、ミツバチが消えた原因ともいわれる農薬、ネオニコチノイド系の殺虫剤について。害虫だけでなく益虫、魚や鳥、そしてヒトにも影響を与える可能性があるとの懸念が浮上しています。EUなどで規制の動きが進む中、その...

「論文をちゃんと読んで」と専門家が言っています。これを読んで、「セラリーニ論文」を思い出しました。


業界は、金で事実を変えようとする

「ラウンドアップ」「セラリーニ論文」問題。

詳しくは、コチラ

大企業が販売している商品の有害性を突き止めた研究者が、その事実を証明した途端、大企業からあの手この手でバッシングされるという構図。これは世界共通のようです。

そして、この不条理が世間に広まらないのは、カネにモノをいわせているから。農薬会社はお金持ち。アチコチに広告を出して、報道各社を支えています。だから、大手報道機関は、こういう事を一面やトップで報道できないのです。


業界が変わっても、手口は一緒

そして、新型コロナワクチンに関する一連の報道も、一緒ですよね。

残念ながら、私たちは真実が報道されにくい世の中で生活しています。政府、大企業のいう「安全」がすべて正しければ、世の中に「薬害」「公害」は、ないはずです。

自分の身を守るためにも、いろんな情報を入手し、本を読み、真偽を自分で判断しましょう。公害、薬害で苦しむのは自分です。


コメント

タイトルとURLをコピーしました