電気とプラスチックを使わない、無添加生活を心がけています。
よく無水鍋でパンを焼くのですが、時間がないときは、一次発酵までホームベーカリーにしてもらいます。その時の電力消費量、そして、パンを焼いたときの電力消費量を実測しました。
家電製品は便利です。けれども環境保全も大切です。自分の体力や都合に合わせ、使い分ける際の参考にしてください!
使ったホームベーカリー
我が家で使っているホームベーカリーはコレ。
「Panasonic製のホームベーカリーは仕上がりが良い」「壊れない」という話だったので、これを購入しました。
使い始めて5年ですが、問題なく稼働中。たしかに丈夫ですね~。
使ったワットチェッカー
私が使っているワットチェッカーは、「エルパ (ELPA) 簡易電力量計 エコキーパ」。
エアコン、オイルヒーターなど、ワット数が大きい家電には使えません。
このワットチェッカーは、「瞬間的に消費している電力」と、「ワットチェッカーを通過した電力の合計」を教えてくれます。
設定次第では、電気代金やCO2消費量も表示可能です。
パンの材料はコチラ
主食に食べる物は、できるだけ未精製、国産にこだわっています。
国産全粒粉
小麦粉は国産全粒粉。紙袋入りを使用しました。
全粒粉だと、ふくらみが悪くなる時があります。そうならないように、材料に工夫をしています(後でご紹介します)。
未精製砂糖
砂糖は未精製の国産砂糖を購入しています。
日本では、遺伝子組み換えのビートは栽培されていませんから、この砂糖は遺伝子組換えではありません。
イオン交換膜を使っていない塩
塩は、いろいろ種類がありますよね。
今回は、「奥能登 海水塩」を使いました。これは、しょっぱさの中に甘さを感じる、まろやかな塩です。
国産の天然酵母
酵母は「白神酵母」を使っています。
酵母を元気にする粟飴
全粒粉の場合、パンのふくらみが悪くなります。粟飴を入れると、酵母が元気に働き、ふっくら仕上がってくれるのです。
高橋孫左衛門商店の粟飴は、高橋孫左衛門商店のホームページから購入可能です。
北海道の牛乳
牛乳は、近所のスーパーで購入した「サロベツ牛乳」を使いました。
一次発酵までに使う電力
一次発酵までホームベーカリーにしてもらうと、消費電力は「0.02KWh」でした。
たとえば、「毎週土曜日にホームベーカリーで一次発酵まで行う」とします。
ひと月に土曜日が4回ある場合は、0.02(KWh)×4(回)=0.08(KWh/月)
我が家の消費電力ですが、2021年12月は160KWhだったので、
0.08×100/160=0.05(%)
つまり、ひと月の電気消費量中、0.05%がホームベーカリーによるもの、と分かります。
ソフト食パンを焼くと、これだけ電力を使う
ホームベーカリーにソフト食パンを焼いてもらうと、どれだけ電気を使うでしょうか。
パンを焼いてもらうと、消費電力は「0.19KWh」でした。
ひと月に換算すると 0.19×4=0.76(KWh/月)
つまり、ひと月の電気消費量中、0.76×100/160=0.475(%)がホームベーカリーによるもの、と分かります。
オーブンでパンを焼くと……
ちなみに、オーブンでパンを焼くと、もっと電力を使います。
焼くだけなのに、0.46KWh使うのです。それと比べると、ホームベーカリーはエネルギー効率が良いと言えます。
家電製品は、時と場合に合わせよう
「この消費電力をどう感じるか」は、人によると思います。
ご飯作りは体力を使いますから、「腕力トレーニング」や「ダイエット」として利用すると、一石二鳥ではないでしょうか。
ただ、疲れている時、時間がないときは、家電製品を使いたいですよね。ホームベーカリーを使う余裕もないときは、市販のパンを買うのもアリだと思います。
いろんな事情がありますから、それぞれを天秤にかけて、家電製品とお付き合いできたら、と思っています。
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