おもちを乾かして、じっくり焼いたら「おかき」になります。何となく難しそうですが……作ってみたらカンタンでとても美味なのです!
その作り方を、ここで詳しくご紹介しますね。
「あごが壊れそうなおかきしか作れなかった」という方。おかき作りに必要な「ほいろ」という工程も、詳しく説明していますよ。
いつも食べるお菓子、「太る」「添加物いっぱい」「プラスチックごみが出る」……どうにかならないかなぁ、と思っていたので、これはうれしい発見!
健康的でおいしい「家庭の味」を、ぜひ作ってみてください。
材料はもち米だけ
表紙になっている「おかき」。原材料は「もち米」だけです。
お餅のように、砂糖としょう油を塗って食べてもおいしいですよ。けれども、そのまま食べても、もち米の甘さに、おこげの香ばしさが加わり、やみつきになります。
では、「おかき」の作り方をご紹介します!
作り方はカンタン
「餅つき機」か、「臼と杵」を用意してください。すみません。自宅でお餅をつかないといけないのです。
もし「餅つき機」を購入されるのであれば、コチラがおすすめ。
「つき姫」は、もち米3合の「蒸す」「搗く」を25分でしてくれます。「蒸す」だけも可能なので、ぼたもち、おこわつくりにも使えます。
作り方はコチラ
では、作り方を詳しく説明します。
餅をつく
お餅をついて、小分けせず、ひと固まりにしたまま冷やしましょう。
「つき姫」には専用パッドがついているので、私はそれを使いました。片栗粉をまぶして、お盆の上で休ませてもOK。ただ、切らないといけないので、丸くすると大変なんです……。
下の写真のように、板状だと作業が楽に進みます。
冷やして固める
包丁でサクサク切れるぐらいまで冷やします。これを、「できるだけ均等に」「薄く」切り分けます。
薄切りにする
同じ厚さに切らないと、乾き方に「ムラ」が出ます。そのむらが、おかきを固くしたり、こがす原因になるのです。だから、できるだけ同じ厚さに……でも、私には無理ですっ。
そんな時は、棒でのばしたり……
パスタマシーンで薄くします。
ちなみに、このパスタマシーンは餃子の皮を作ったり、うどんを打つときに使います。
今回もキレイにのばしてくれました。とても便利です。
このパスタマシーンは「MARCATO 家庭用パスタマシン アトラス150 ウェルネ」というモノ。
「 アトラス150 」だけならもっと安価であるのですが、
「飯田屋」でウェルネをおすすめしていたので、そちらを購入しました。使えないパスタマシーンもたくさん流通しているので、じっくり検討した方が良いと思います。
ちなみに、飯田屋がどんなお店なのか、ご存じない方はこちらをご一読ください。
乾かす
日当たりの良い所で、乾かします。
空気が乾燥していれば、1日でカラッと干しあがりますよ~。ここで干しすぎてしまうと、餅がひび割れます。ひび割れたら、油で揚げて「あられ」にしましょう!
ちなみに、長期保存したい場合は、これをビニル袋に入れて保管します。けれども、できるだけ早くお召し上がりくださいね。
焼く前に、ひと手間「ほいろ」
焼く前に、乾かした餅の中心部までカラッカラに乾燥させるために、50℃ぐらいの環境で3時間ほど放置します。それを、「ほいろ」といいます。
電気オーブンを使えばよいのでしょうが、電気は使いたくありません。そこで私は……
無水鍋に、お湯を沸かしたヤカンをのせて、保温します。
このシート、防災グッズに入っていませんか?
防災リュックから取り出して、普段から使っちゃいましょう。こうすれば、電気オーブンを使わなくても大丈夫。
ちなみに、私はパンを焼くときも、こうやって発酵させています。
あるものは、使い倒しましょうね~!
焼き網で焼く
「ほいろ」が終わったら、焼き網で焼きます。
方向を変えながら、全体的にこんがり焼き上げます。厚みがあるところは膨れます。そんな所も、サクサクしていてとても美味しいですよ~。
ちなみに、焼き網は「フッ素樹脂加工」されていないものを選びましょう。
フッ素樹脂は過加熱すると「有毒ガス」が出ますからね。
購入するのであれば……
「セラミック製」だと手入れもカンタン、安心安全です。
節約、脱プラ、健康的……昔のお菓子は素晴らしい
昔ながらの食べ物を、本来の方法で作ると、本当においしいモノが出来上がります。
今回の「おかき」も、体がホッとする味がするんですよね~。ただ、24時間たつと湿気ってしまいます。おまけに、自然乾燥させられるのは、寒い間だけ。いつもは作れません。
けれども「どうしても、手作りが食べたい!」という時は、「やまだのおかき」。
原材料が限りなく「国産」「無添加」。疲れた時に、ぜひお試しください!
なお、ここで使用した基本的な調理器具の手入れ方法は、コチラにまとめています。
コメント