草もちは、カンタンに手作りできます。作った草もちは、よもぎのほろ苦い味がしますよ。そして、完全無添加。安心安全です。
採りたてのよもぎがある方も、ない方も。ちゃんと作れるように、作り方をご紹介します。
動画で確認したい方は、コチラをご覧ください。
これだけは必要
草もちを作るために、必要な原材料、道具をご紹介します。
原材料
おもち部分の原材料は
- もち米
- よもぎ
- でんぷん
よもぎは、新鮮なモノがないときは「乾燥よもぎ」が便利です。
あん部分の原材料は
- あずき
- さとう
- 塩
さとうは国産を
塩は「海の恵みを凝縮したもの」をおすすめします。
そろえる道具
もちをつかなければいけないので、臼と杵が必要です。ない方は、「餅つき機」をご用意ください。
「つき姫」は、2リットルの電気ポットぐらいの大きさ。3合のもち米を、もちにするまで25分。蒸すだけもできるので、おこわ、ぼた餅にも便利です。
下準備
草もちを作るとき、この3点に注意してください。
新鮮よもぎは下準備が必要
よもぎを重曹でもみ、さっとゆでます。重曹の量は、お好みで。多くなると苦味がなくなります。だから、「ものすごく苦いよもぎが良い」のであれば、さっとお湯に通すだけでも大丈夫です。
ゆでた後、素早く水で冷やして色止め。水気をしぼり、細かく刻んでおきます。
「乾燥よもぎ」は、そのまま使えます。
もち米は十分に浸水する
もち米は、うるち米以上に水につける必要があります。「つき姫」を使う場合は、10時間以上つける必要が。
時間が短いと「ブツブツしている餅」になりますので、ご注意ください!
あずきも十分に浸水する
あずきの硬さにむらがあると、食感が悪くなります。粒が水で膨らみ切るまで浸水しましょう。
浸水時間は、季節と豆によります。
夏は腐るかもしれないので、冷蔵庫で浸水。24時間以上かかることもあります。冬場は室内で。新豆だと時間が短くて済みます。
作り方
「あん」と「もち」の作り方を説明します。まずは、「あん」を作りますね。
あんの作り方
あんの作り方は、本当にカンタンです。
- 豆が柔らかくなるまで煮る
- 「美味しい」と感じるまで、さとうを入れる
これだけです。最後に塩を入れるのは、甘みが引き立つから。さとうが少なくて済むし、上品な甘みに仕上がります。
では、もっと詳しく説明しますよ。
豆が柔らかくなるまで煮る
十分に浸水した小豆を、鍋かフライパンで煮ます。水加減は、焦げない程度。豆が全部水に浸っていれば大丈夫です。
豆が柔らかくなる前に水がなくなりそうなら、足します。逆に多すぎたら、煮詰めれば大丈夫。
そして出来たのがコチラ
豆が全部同じ色ですよね。固そうなのを、つぶしてみてください。ホロっとつぶれればOKです。
「美味しい」と感じるまで、さとうを入れる
さとうの量は、本当に適当です。ただ、使ったあずきの重さぐらいは入れます。
さとうを入れると水っぽくなります。弱火で焦げ付かないように混ぜ続け、水気が飛べば出来上がりです。
最後に塩を一つまみ入れると、甘さが際立ちます。塩を入れた後、さとうを入れても甘さが変わりませんので、ご注意ください。
出来たあんは、丸めておく
あんは、もちに入れる大きさに丸めます。
これで、あんの準備が終わりました。
草もちをつく
つき姫を使って、もちをつきます。つき姫の説明書通りなのですが、ここでもザックリご紹介します。
もち米を蒸らす
つき姫に水を入れ、うち窯をセットしたら、十分に浸水したもち米を入れ、ふたをします。
ボタンを押して15分で蒸しあがります。
もちをつく
もちをつくとき、「細かく刻んだゆでよもぎ」を振りかけます。
「乾燥よもぎ」の場合は、飛び散るのを防ぐため、振りかけた後に霧吹きで湿らせてください。
最初はまったく混ざりませんが、
つき上がって、ちょっと冷えたら、きれいな色になります。
おもちにあんを入れる
さぁ、つきたてのもちに、あんを入れます。熱いうちに包みますよ。
でんぷんを振りかけて、手につかないようにします。
おもちをちぎって広げて
丸めたあんをのせ
適当に丸めれば
すべて国産、安心安全「草もち」の出来上がりです。
手作りは無添加。硬くなったら焼いて美味しく頂きましょう。ただ、あんが大変傷みやすいので、「作ったら、その日のうちに全部食べる」のがおススメです。
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