「安部ごはん」という本があります。
これは、「完全無添加で、完璧な調味料を作るレシピ本」。ココでは、「リアルチキンコンソメの素」の作り方と、「実際の使いまわし方法」をご紹介します。
レシピ本と手抜きレシピ、両方詳しく説明します。自宅にある材料でOK。コンソメは、もう買わなくて大丈夫。作ってみてください!
動画で確認したい方は、コチラをどうぞ。
材料
「安部ごはん」74ページに作り方があります。その材料は、
- 鶏ひき肉:100g
- 玉ねぎ:1/4個
- かえし:小さじ1/2
- ごま油:小さじ1
それと、
- 塩:小さじ1/2
- オイスターソース:小さじ1/4
- 白コショウ:少々
- 「お手軽オリジナル中華スパイス」:小さじ1/2
これが必要です。ただ、「オイスターソースありません」「小さじ1/4のために買いません」って思いませんか?
「かえし」も、作るのがねぇ……(かえしのレシピはコチラ:100%無添加「安部ごはん」簡単に濃縮つゆとふりかけができました!)。
だから、こんな感じでアレンジしちゃいました。
- 鶏ひき肉:100g
- 玉ねぎ:1/4個
- しょう油:2回し
- みりん(または さとう):「おいしい」と感じるまで
- コショウ:香りがつくまで
- しょうが:ひとかけ
- にんにく:ひとかけ
「しょうが」と「にんにく」は、買っても全部使いきるのが大変ですよね。だから、こんな工夫をしています。
しょうがは、みじん切りで冷凍
しょうがは、みじん切りにして冷凍します。
解凍すると、みじん切りがすりおろし状態に。すぐ味が出て、便利なんです。
なので、「もう使わない」と思ったらすぐ、みじん切りして冷凍しましょう。そうすれば、使いたいとき、いつでも使えます!
にんにくは、みそ漬けに
にんにくも、あんなに使わないですよね。だから、みそ漬けにして保存します。
みそは生きています。これに入れれば、にんにくが腐りません。だから賞味期限は無限大。
このみそは、みそ床として10年使っています。にんにくは、2か月前につけたもの。みそ味がしみて、とても良いアクセントになります。
みそ床の手入れ方法は、一番最後で詳しく説明しますね~。
作り方
基本的には、材料を炒めればOK。ただ、こんなポイントがあります。
- にんにくは香りを出すため、一番最初
- 玉ねぎは、甘みを出すため、よく炒める
- 肉は、ポロポロになるまで炒めよう
- 水分を飛ばそう
どういうことか、1つずつご説明します。
にんにくは香りを出すため、一番最初
にんにくは、低い温度の油でちょっと炒めた方が、香り高くおいしいのです。だから、一番最初に、しょうがと一緒に炒めます。
「おっ!いい香り~」と思ったら、玉ねぎを入れます。
玉ねぎは、甘みを出すため、よく炒める
玉ねぎは、コンソメに甘みを出します。よく炒めた方が、甘いコクが出ますよ。
ちょっと茶色くなって、しんなりすればOKです。
肉は、ポロポロになるまで炒めよう
そこに、ひき肉を入れます。
ひき肉は、ポロポロになるまで炒めましょう。その方が、味が出るんです。
そして、
- しょう油:2回し
- みりん(または さとう):「おいしい」と感じるまで
- コショウ:香りがつくまで
を入れます。実は、入れる量は適当。味見をして、「ちょっと濃いけど、おいしいよ」と思えばOKです。
水分を飛ばそう
よく炒めると、こんなことが。
- コンソメとして、味が深まる
- 冷凍で長持ちする
- ベタベタせず、使い勝手が良い
パラッとしたら、出来上がりです。
「リアルチキンコンソメの素」出来上がり
出来上がりました~
これを、冷凍して保管します。
冷凍に便利「アルミトレー」
ここではアルミのトレーに入れています。
金属のトレーだと、冷蔵庫、冷凍庫ですぐ冷えてくれるのです。なので、冷凍するときは、アルミやステンレストレーがおススメですよ~。
凍ったら、保存容器へ
トレーの上で凍らせたら、保存容器に移して冷凍保存します。
このヘラ、ペラペラで使い勝手抜群。鍋の焦げもキレイに取れます!
これで、キレイにコンソメをはがして……
ふた付き容器に入れて冷凍庫へ。「冷凍庫で1か月保存可能」だそうです。
コンソメを使って、使いまわしレシピ
このコンソメを使って、実際これを作りました。
エバミルク→シチュー
パンを焼くのに使った「エバミルク」
生クリームを使った方がふんわりしたので、パンには使わないことにしました。
あと、「明石農園のニンジン」が沢山ありました。
詳しくは、コチラ
それで「シチュー」を作りました。
実は、今回「リアルチキンコンソメの素」は使っていません。しっかり味が付いちゃったので……ただ、濃い味が好きな人は、使ってみてください。
これが、最後まで食べきれず、ちょっと残ってしまって……
シチュー→グラタン
グラタンにリメイク。
ただ「シチュー」から「グラタン」にするときは、こんな必要が。
- とろみをつける
- 味を濃くする
その対策が、これ。
- 鶏肉に、でんぷんをまぶす
- 「リアルチキンコンソメの素」を入れる
ガスレンジの「魚焼き」で焼けば出来上がり。網を取れば、結構な大きさでも入りますよ。
ただ、これもちょっと残って。リメイクしたのがコチラです。
グラタン→クリームパスタ
最後に、クリームパスタになりました。
パスタソースにするためには、牛乳でのばす必要があります。味が薄くなるので、「リアルチキンコンソメの素」を入れました。
フライパンの中で、ニンジンをつぶします。キレイにするため、レタスを投入。粒コショウをゴリゴリして、出来上がりです。
「濃縮つゆ」と「ふりかけ」、「ポン酢」も絶品
「安部ごはん」は本当に便利。濃縮つゆとふりかけも作りましたよ。
これがまた絶品!「かえし」「みりん酒」のレシピはコチラにあります。
本格的な「ポン酢」も15分で作れます。
ぜひお試しください。
無添加の調味料がベスト
にんにくを漬ける「みそ」、料理に使う「塩」「しょう油」「みりん」などは、ホンモノの調味料を使います。じゃないと、味の足し算が上手にできないのです。
無添加みそで、みそ床を
みそは、無添加を。
無添加みそを別容器に小分け。みそ床として、にんにくを漬けています。表面の乾燥を防ぐため、クッキングペーパーをかぶせせました。
みそ床がべちゃっとしてきたら、みそ床のみそをフライパンで炒ります。水分が飛んだら冷まして、新しいみそを追加。これで、何年も使えます。
各地で作っている塩
塩は、イオン交換膜を使っていないものを。
日本中で、いろんな塩が作られています。自分に合ったものを探すのも、楽しいかも⁉
しょう油にはJIS規格がある
しょう油も、色々作り方がありますよ。
ホンモノの調味料を使うと、料理がとても美味しくなります。1つずつ、試してみてください。きっとご飯が変わります。
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